事業法人の調達も徐々に困難に
ジャンク債が増加 世界で08年72%増
【ニューヨーク=杉本晶子】世界の社債市場で、投資適格から投機的水準の「ジャンク債」に格下げになるケースが増えている。格付け大手スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)によると、2008年にジャンク債となった社債の総額は2264億ドル(約20兆円)で前年より72%増えた。米欧企業は社債を通じた資金調達の割合が高く、ジャンク債の増加は企業の資金調達条件が悪くなることを意味する。社債の買い取りなど企業金融の下支え策が各国の金融安定化の課題になっている。
S&Pが格付け対象の社債を集計した。昨年1年間にジャンク債になった社債発行企業は55社。米企業が31社で断トツで、金融、通信、不動産などの業種が目立つ。金額では05年(5210億ドル)に次ぐ史上2番目の高水準。企業数でもITバブル崩壊後の02年(80社)に次ぐ。 (16:00)
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